FOCAL ES165KX2 エリシオンへ取り付け
フロントスピーカー取り付けに関していろいろ調べて見ると、一般的に外国製のスピーカーはサイズが大きいのに対して、ホンダ車はスピーカーホール等のスペースが小さいようです。
ES165KX2に対してエリシオンの場合は、スピーカー奥行きは大丈夫そうで、スピーカー径が駄目のようです。
車両の寸法や内張りのはがし方などはパイオニアのホームページを参考にしました。
合わない箇所については頑張って加工しようと思います。
まずはインナーバッフル。
ES165KX2に適合するバッフルがなかなか見つかりません。
なので、カロのUD-K524をとりあえず使用しました。
実際に合わせてみると、やはりスピーカー裏のサイズが大きくてバッフル内径と干渉してしまいます。
なので、干渉する部分をヤスリで削りました。バッフル自体はMDF 板なので、比較的簡単に削れます。
結構削りました。
削ったあとは100均のニスを塗布しておきます。
苦労したのは運転席側のスピーカーケーブル通し。
助手席側は普通に蛇腹ゴムでケーブルが通ってますが、運転席側はドア内がコネクターになっています。
カナレ4S8はかなり太いので通るか不安でしたが、取り合えずコネクターの空いてる箇所に穴をあけてみました。
かなり難しかった‥、って言うか神業でした。
やる方は自己責任でお願いします。グリスがネトネトで失敗する確率が高そうです。
このように神業的に通りました。
太いカナレ4S8ですが、ドア扉への配線が通る例のゴム蛇腹はケーブルにCRCをひと吹きしておけば、運転席・助手席共ににゅるりと入りました。
通ったあとはパーツクリーナーで脱脂しておきます。
続いてスピーカーホール。
マジックの黒線がバッフルの内径です。ES165KX2はこのギリギリの寸法なので、バッフルをあてがい、余分な箇所を切り取ります。
鉄板の切り取りはハンドニブラを使用しました。
こちらが切り取ったあと。
結構切り取りましたが、純正スピーカーボルト穴は辛うじて残っております。
こちらも切り取り後はヤスリかけを行い、さび止めを塗布しておきました。
バッフルを取り付け。
スピーカー端子はエーモンの金ピカのを使用。これも自己満足ですかね。
サイズはプラス側がMサイズ、マイナス側がSサイズでした。
カナレ4S8は4芯なので両極共に線が太く、こちらもカシメに苦労しました。
必ず失敗するので端子の予備は必須です。
デッドニングについては写真がありませんが、
アウター鉄板には防振のレジェトレックス、防音のオトナシートの順番に張り付け。
インナー側はサービスホールをレジェで塞ぎ、その上からオトナシートで防音処理しました。
密閉型のイメージです。
問題は内張。
エリシオン(に限らずホンダ車)は本当に良くビビるので、こちらも丁寧にレジェで防振しておきましたが、完成後も完全にビビりが取れず、ここをいかに防振できるかで音が変わると思います。
あと、デッドニングの部材ですが、以前施工した時はデッドニングキットなるセット品を購入したのですが、各部材の数が少なくコスパが悪いです。
なので今回はそれぞれバラで購入しました。
例えばレジェトレックスなら特大の1000mm×500mmでアマゾンで購入した時は1000円代前半で購入できたと思います。今見たら2000円程度になってましたが、それでもキット品よりも大きくて厚さも厚くシッカリした物に思えました。
これだけあればドア一枚のインナー、アウター、内張りをたっぷり防振できます。
オトナシートも防音にかなり効果があると思います。
その他、エプトシーラ(買わなくてもバッフルにも附属してますが)や吸音材のウレタンスポンジもバラで購入する方が安くて量も多いです。
専用ヘラとパーツクリーナーは必須ですかね。
こうして取り付いたのがこれ
エリシオンに内張りの加工なしにフォーカルES165KX2が取り付きました!
(純正のスピーカーカバは切断しましたが‥)
内張りのとのクリアランスはこんな感じ。
ちょっと解りにくいですが‥
こちらは干渉する事なく取り付きました。
音が鳴ってコーンが振動しても大丈夫みたいです。
最後にカポりとフォーカルのカバーをはめて完成です。
美しいです。
ツイーターはこの位置に。
鳴り方の模索中なので、位置や向き等まだ仮置きの状態です。
少し残念なのがひとつ。
陽の当たる加減、特に日陰になるような向きになると、スピーカーの淡い黄色が焼けたような黒っぽい黄色になってしまうこと。
最初は綺麗な黄色だったのに日に焼けてしまったのかなあって残念に思ってましたが、どうも光の加減によってそう見えるみたいです。