ES165KX2、苦手のロックは?
低音が聴こえないのでロックは厳しそうですが、試しに聴いてみます。
ロックはこちら。
布袋さんのROCK THE FUTUER TOUR 2000 - 2001
布袋さんのアルバムでも異色を放つ「FETISH 」のツアーアルバムで、当時のブライアンセッツアーオーケストラを意識したホーンブラス隊を率いたビックバンドです。
ライブは三部作で、前半と後半はあまりロックロックしていないシンセとブラスと生ピアノの幻想的な雰囲気で、布袋ファンでも好き嫌いがはっきり別れるツアーでした。
このアルバムの魅力は「幻想的なダークさ」。
これをフォーカルがどう再現してくれるか楽しみです。
緊張気味に再生してみます。
一曲目はFETISH 2000 - 2001というオープニングアクト曲。
クリーン系のギターインストから始まり、地の底から響くような男性コーラスといったディープなサンプリングに変わってゆきます。
実際のツアーでは、ここは布袋さんは縛られて登場する場面で、演奏はしてなくてツアーでも録音が流れる曲なのですが、このライブを象徴する重要な1曲で、個人的にとても気に入っています。
ロックが苦手といっても、エレキギターはなかなか綺麗に再現しています。
会場内の雰囲気も良く伝わって来ます。
男性コーラスは実際にはロシアの僧侶の読経か何からしいのですが、神秘的な雰囲気が良く伝わって来ます。まあ、フォーカルの得意とするところか。
‥ただ、低音寂しいなあ。。
次に来るのがオリジナルアルバムでも一曲目のBOY MEETS GIRL。
いきなりギターとブラス隊がガンガンに全開で来る曲です。
ガンガンに‥
高音キツいです。。
低音はほぼ聴こえない、ドンシャリのドンがない感じ。
シャリシャリ‥というかチャリチャリ。
ロックが苦手というのは、この辺が所以でしょうか。
その後続けて聴いてゆきますが、シンセ等アルバムの神秘的な部分は良く再生してくれます。
そして特筆すべきは、とても綺麗に鳴っているホーンセッション隊。
布袋さんのギターよりも前に聞こえて来ます。
トランペットやトロンボーンのかん高い高音から、かすれ具合まで忠実に再現しています。すごく綺麗で生で聴いてるみたい。
布袋さんのエレキギターがホーン隊の後ろに隠れてしまい、ギターのライブというよりもホーンがメインのライブになってしまっています。
夏川さんの音源でもそうでしたが、どちらかというとアコースティックな楽器を忠実に美しく鳴らしてくれる感じでした。
ただ、全体として鳴り方は滅茶苦茶!!
特にツイーターがキツいです。向きでしょうか。
それにDEH-970ご自慢のタイムアライメントの出番か。
って言うか、
ES165KX2のウーファー。
そんなモンじゃねーだろー!!
やっぱり内蔵アンプではこのでっかい磁石を鳴らしきれないのですかね。