エージングで化けたISC165

取り付けた当初、頼りない音だったフォーカルISC165。高音も低音も出なくて、まるで純正スピーカーのようでした。

後部スピーカーなので、アンプ側でボリュームを絞って後ろの人だけ少し聞こえる程度に鳴らしていました。


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それから数ヶ月‥

 

ある時、ふと後ろに乗ってビックリしました!

 

凄く綺麗な音が出てる!!

 

高温が凄く伸びてクリアです。

取り付けた始めの頃のようなポコポコ、カリカリ感がなくなっています。

女性ボーカルの澄んだ声、シンセの響き、シンバルやストリングスの響きも美しく再現しています。

 

ES165KX2も綺麗に鳴りますが、少し性格が違う高音です。

ES165KX2は低音も綺麗に鳴る分、高音は少し押さえ気味。でも決して鳴らない訳じゃなくて、深みのある高音。低音から高音まで完璧のスピーカー。そんな感じ。

 

一方ISC165は、とにかく高音がクリアー。澄んだコンサートホールで良質の音源を聴いてる感じ。

好き嫌いはあるかも知れませんが、高音だけならISC165の方が私は好みかな。いつまでも目をつむって聴いていたい感じです。

 

ただ、低音域は出ませんね。

エリシオンのリアは取り付け環境が最悪で、しっかりと密閉してあげれてないので、もっと確実にデッドニング出来ればもう少し低音が出るのかも。


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フロントのES165KX2の低音がしっかりと出るので、リアまでカバー出来ていますが、ISC165をメインで使うならサブウーファーは必須かも。

 

とにかく高音が綺麗で女性ボーカル向き。

まさにフォーカルっていう感じのスピーカーでした。

この値段でここまで綺麗に鳴る日本製スピーカーはないんじゃないかな。

 

前回は散々な事を書いてしまいましたが、ISC165はエージングで化けました。

 

オフィシャルサイトに書かれてある、

「最高のFocalサウンドをお約束します」

は、正にそうでした。

 

最初は、アレっ?な音でしたが、エージングが進につれて美しくなってゆく、

みにくいアヒルの子」のように、やがて美しい白鳥になる!みたいな。

 

例えが悪いか‥

 

 

 

 

フォーカル ISC 165 エリシオンのリアへ。

付けるか迷ったリアスピーカーですが、エリシオンは車内が広いので、やはりサブ的に取り付ける事にしました。

 

フロントがフォーカルなので、リアも一応フォーカルで値段的に手頃で薄型のISC165というのを選択しました。


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ES165KX2がMade in Franceなのに対し、

こちらはMade in Chinaです。

 

薄型という理由は、エリシオンのリアスピーカーはタイヤハウスの部分にあり、フロントと違って設置のスペースが少ないのです。

 

しかも、純正のスピーカーはブラケットで留まってるだけで、スピーカー裏側がむき出しになってるではありませんか。

 

これじゃ良い音出ないよ。

 

早速取り付けに入りますが、バッフルはフロント同様カロのUD-K524。

しかし、ISC165は薄型ですが、やはり裏面がバッフルと干渉してしまいます。

なので、フロントと同様にバッフルをヤスリで削りました。

 

スピーカーのブラケットもスピーカー裏側と少し干渉します。

こちらもニブラでカットしました。

 

ブラケットはボディーから外れるので作業しやすかったです。

 

ブラケットにバッフルを取り付けたところ。


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これをボディーに取り付け、スピーカーを設置します。

 

スピーカー端子はES165KX2同様、平型端子のMとSサイズ。


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例によってカナレ4S8が太いので、カシメ失敗率が高いので、予備が必須です。

 

取り付け後、むき出しだったスピーカー裏側をレジェトレックスで強引に密閉しました。

 

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この密閉容量では効果が少ないかも知れませんが‥。

 

これで音を出してみますが、

スピーカーの密閉って気休めじゃないんですね!

レジェの隙間から音に合わせてフンフン空気が飛び出して来ます。

 

これらを見つけてさらに塞いでゆきます。

 

とりあえず完成しましたが、音的にはどうでしょう??

うーん、ES165KX2のように低音に締まりがなく、艶っぽい低い音が出ません。

中高音も何か足りない安っぽい音です。

アンプのパンチeqを上げてみますが、ボコボコという低音の音量が上がるだけ。

 

しかも設置場所が足元なので、全体的にこもってます。

 

定価2万円弱のスピーカですが、オフィシャルのHPには「最高のFocalサウンドをお約束します」などと書かれていますが、

 

正直、

 

純正スピーカーと音変わりません!

 

まあ、サブですからこんなもんですかね。

 

 

 

外部アンプで化けたフォーカルES165KX2

ES165KX2のウーファーがあまりにか細いので、我慢しきれず用意してた外部アンプを接続する事にしました。

 

アンプはこちら。

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ロックフォードT400-4です。

これを運転席下に設置します。

 

電源はロックフォード純正のケーブル。

+-共にバッテリーから4Gで、途中からSWアンプと8G電源ケーブルで分岐。

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音源ケーブルはカナレ系で。

デッキのDEH-970~アンプT400-4へは、RCAのカナレL-4E6S。

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T400-4~ES165KX2へは、カナレ4S8。

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4芯でかなり太く、ノイズ対策の被膜も充分です。

 

ツイーターへはベルデン9497。

高音の評価が高いケーブルです。

写真はありませんが、黒とオレンジのウミヘビのヤツです。

 

配線等は床下の内装マット下を配線通しを使用して通します。

電源ケーブルとスピーカーケーブルがなるべく同じにならないように注意し、交差も互いに十字交差するように心掛けました。

それでも各配線が太いので、床が少しこんもりしてしまいました。

 

ゲインを取り敢えずホワイトノイズが鳴らない程度に調節します。
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再生したのは同じく夏川りみさんの歌さがしアルバム。
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すると、

 

 

おおおっ!!!

 

 

鳴らなかったウーファーが存在感を見せつけて鳴ってる!

 

そしてpunch EQを上げていくと、低音がグイッと上がり、ベースの音がヤバいくらい艶やかに聴こえてきます。

中高音もよりクリアになる感じ。

全体として確実に音圧が上がりました。

低音がキレイなので、ボーカルもより艶やかに聞こえます。

 

シンプルな楽器編成の曲が多い歌さがしアルバムですが、ベース、ギター、パーカッション、そしてボーカルの全ての音を確実に再生して、それぞれが何を演奏しているか分かります。

 

まさに車がコンサート会場になりました!

凄いぞ!フォーカル!

 

あまりに低音が鳴るので、曲を変えてみます。

マドンナのI Want You。

 

 

おおおっ!!

 

低音ヤバすぎる!

 

ボーボーに鳴ってます。

更にボリュームを上げると、なんとサブウーファーを積んでるかの如く室内ミラーが震え出すではないですか!

  

デッドニングの効果も感じますが、コレだけ鳴ったらサブウーファー要りません!!

 

フォーカルES165KX2は外部アンプで全く化けました。

やはりDEH-970の内蔵アンプではこのウーファーは鳴らし切れないのでしょう。
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以前使用していた200w程度のアンプ内蔵型サブウーファーよりも確実に低音が出ます。 

800wのパイオニアのTS-WX910Aに匹敵する位と思います。

 

水と油な感じのフォーカルスピーカーとロックフォードアンプですが、相性は確かに良いです。

 

それにフォーカルは低音弱いこと全然ないです。

むしろ良く出る、それも綺麗な低音。

それでいて中高音もクリア。

少なくともES165KX2についてはそんな感じでした。

 

 

***追記。***

約1ヶ月ほどして再度マドンナのI Want Youを再生したところ、低音のボーボーがドゥードゥーと更に綺麗な低音に変化してました。エージングでも化けるようです。

 

 

 

ツイーターの向きを変更

ツイーターの刺さりですが、色々調べると、やはり聴く側にダイレクトに向けるのは良くないようです。

少し向きを反らすか、天井やフロントガラスに反射させるか。

反射させると、確かに刺さりがなくなります。

ただ、サテライトスピーカーと言うか、クラブ系の音場と言うか、音が反射して少し遅れてくる感じ。刺さりはなくなるけど、少しコモるようで、高音の艶やかさが減少します。

 

折角のフォーカルの高音の良さが半減してしまうようです。

 

なので、付属のマウントを使用し、写真のように45度ほど反らしてみました。


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すると、かなり刺さりが改善されました。

 

音源によってはベストな感じ。

別の音源によってはまだ少し刺さるかな‥

 

後はイコライザーで調整でしょうか。

ES165KX2、苦手のロックは?

低音が聴こえないのでロックは厳しそうですが、試しに聴いてみます。

 

ロックはこちら。


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布袋さんのROCK THE FUTUER TOUR 2000 - 2001

 

布袋さんのアルバムでも異色を放つ「FETISH 」のツアーアルバムで、当時のブライアンセッツアーオーケストラを意識したホーンブラス隊を率いたビックバンドです。

ライブは三部作で、前半と後半はあまりロックロックしていないシンセとブラスと生ピアノの幻想的な雰囲気で、布袋ファンでも好き嫌いがはっきり別れるツアーでした。

 

このアルバムの魅力は「幻想的なダークさ」。

これをフォーカルがどう再現してくれるか楽しみです。

 

緊張気味に再生してみます。

 

一曲目はFETISH  2000 - 2001というオープニングアクト曲。

クリーン系のギターインストから始まり、地の底から響くような男性コーラスといったディープなサンプリングに変わってゆきます。

 

実際のツアーでは、ここは布袋さんは縛られて登場する場面で、演奏はしてなくてツアーでも録音が流れる曲なのですが、このライブを象徴する重要な1曲で、個人的にとても気に入っています。

 

ロックが苦手といっても、エレキギターはなかなか綺麗に再現しています。

会場内の雰囲気も良く伝わって来ます。

男性コーラスは実際にはロシアの僧侶の読経か何からしいのですが、神秘的な雰囲気が良く伝わって来ます。まあ、フォーカルの得意とするところか。

‥ただ、低音寂しいなあ。。

 

次に来るのがオリジナルアルバムでも一曲目のBOY MEETS GIRL。

いきなりギターとブラス隊がガンガンに全開で来る曲です。

 

 

ガンガンに‥

 

 

高音キツいです。。

 

低音はほぼ聴こえない、ドンシャリのドンがない感じ。

シャリシャリ‥というかチャリチャリ。

ロックが苦手というのは、この辺が所以でしょうか。

 

その後続けて聴いてゆきますが、シンセ等アルバムの神秘的な部分は良く再生してくれます。

そして特筆すべきは、とても綺麗に鳴っているホーンセッション隊。

布袋さんのギターよりも前に聞こえて来ます。

トランペットやトロンボーンのかん高い高音から、かすれ具合まで忠実に再現しています。すごく綺麗で生で聴いてるみたい。

 

布袋さんのエレキギターがホーン隊の後ろに隠れてしまい、ギターのライブというよりもホーンがメインのライブになってしまっています。

 

夏川さんの音源でもそうでしたが、どちらかというとアコースティックな楽器を忠実に美しく鳴らしてくれる感じでした。

 

ただ、全体として鳴り方は滅茶苦茶!!

特にツイーターがキツいです。向きでしょうか。

それにDEH-970ご自慢のタイムアライメントの出番か。

 

 

って言うか、

ES165KX2のウーファー

 

そんなモンじゃねーだろー!!

 

やっぱり内蔵アンプではこのでっかい磁石を鳴らしきれないのですかね。


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ES165KX2初鳴らし

さて、ロックフォードの外部アンプも用意しているものの、最初は内蔵アンプで鳴らしたいと思います。

 

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先ずはDHE -970のハーネス音源をフォーカルES165KX2のユニットに直接接続します。

 

接続のケーブルにはホームセンターで切り売り購入したスピーカーケーブルです。


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名も無きケーブルですが、結構太くて純正ケーブルよりは充分に信号を送ってくれると思います。

 

ES165KX2のツイーターの設置位置が良く分からなくて、付属のツイーターマウントもありましたが、ホームオーディオの如くスピーカーは聴く側の方向に向けて設置しました。

 

さて、緊張すべき初再生はこちら。

 

フォーカルと言えば女性ボーカル。

日本の代表すべき女性ボーカルと言えば‥、たくさんおられるでしょうが、個人的にはこの方です。


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夏川りみさん

歌さがし~リクエストカバーアルバム~

 

中島みゆきさんの「時代」や「なごり雪」など、日本を代表する数々の名曲を、夏川りみさんのやさしく、あまく、そして時に押さえていた声量がふぁわっと出る、正に聴く者が身震いするような数少ないシンガー。

2007年発表のカバーアルバムですが、~歌さがし~のタイトルから、ご本人にとって色々悩まれていた頃なのではないのでしょうか。

 

夏川さんのアルバムの中で何よりこれが素晴らしいのは、バンドが出すぎてないこと。

ボーカルの後に続いて各楽器がサポートしてる感じで、楽器の数も比較的少ないので各楽器の音もシッカリ聞こえる。音楽って楽しいなあって感じれるアルバムです。

 

DHE -970がハイレゾに対応してないのが悔やまれます。

 

さて、その一曲目の「時代」です。

先ずはポロリんっとピアノから始まり、夏川さんのほぼ独唱で始まるのですが、

 

おおおっ!!

 

女性ボーカル綺麗!!

 

とことん透き通った再生力です。

歌に吸い込まれて行く感じ。

 

次にアコギのアルペジオとゆったりのベースが続いて来るのですが、

 

弦楽器も忠実に再生しています。

美しいです。

 

でも、

 

高音が刺さるなあ。。

 

オートバックスで試聴した時はこんなんだったっけ?

ちょっと聴くに疲れる刺さり具合です。

 

そして低音はほぼ聞こえない。

フォーカルって低音のイメージじゃないけど、こんなに鳴らないの?

 

って言うか、トゲトゲしく鳴ってるのはツイーターだけで、ウーファー側はほとんど鳴ってない。

ウーファーに耳を近づけると、こもった音が微かに鳴っている程度です。

 

綺麗に再生しているのは夏川さんのボーカルとアコギの弦楽器くらいか。

 

試しにコチラも再生してみました。


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同じく夏川りみさんで、同じ頃に発売されたオリジナルのスタジオ録音です。

コチラは様々なジャンルの曲が多彩な楽器で演奏されているのですが、聞いてみると‥

 

 

ギャあああ。。。

 

これは刺さり過ぎて聴いてられません。

 

ボーカルも刺さっています。

 

エージングで変わって行くのでしょうか??

セッティングが悪いのか??

外部アンプでどうなるのか??

 

色々試してみようと思います。

 

DEH -970。エリシオンにインストール

ウチのエリシオンには元々DVDデッキでも付くであろう箇所が小物入れになっているので、そこにオーディオデッキを設置しました。

 

パネルを外すのが多少面倒ですが、取り付けは至って簡単。

 

デッキ左右のパネルを取り外し、長いドライバー等で純正のデッキをテコの原理で後ろ側から押し出すと、デッキがゴソッと外れます。

取り付けネジの位置もデッキとクルマ側でピッタリとはまりました。


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デッキ回りが空いてしまいました。

純正のパネルもあるようですが、何か化粧板でも自作しましょうかね。

以外と視覚に入らない位置なので、そのままにしてても目立ちませんが‥。

 

DEH -970は値段のわりにタイムアライメント等機能が多彩で、画面とボタンの色も設定出来ます。

やっぱり、エリシオンなら写真のようにブルーでしょう。

 

配線等ですが、

常時電源は+、-両方バッ直で取りました。

音が変わるのでしょうか?自己満足かも知れません。

 

アンテナ変換ケーブルはカプラー形状が角形のエーモン2065が適合しました。

 

スピーカーまでの配線は、外付けアンプも購入してるので繋ぎたいところですが、最初はデッキ内蔵のアンプとの違いを楽しみたいので、デッキからパワーアンプを介さずに直でES165KX2のネットワークユニットに配線しました。

使用したのはホームセンターで購入した単価160円程度の名も無きスピーカーケーブルです。

 

鳴り方についてはまた後日。